低速電子界面励起反応(PDE反応)でつくる “やさしいプラズマ” が物質表面で電子的に反応を促進する技術)による糖化処理技術。低コストで物質の分解と合成が可能となる技術です。これを未利用バイオマスの分解からエネルギーのみならず、この反応の安全性から、医療・食品展開に産業化いたします。
PDE反応の安全性を確保する高腐食環境下、水素脆性対応、耐腐食合金技術。元JAEA木内清工学博士にて開発が完了した極限環境対応合金=UHP合金の社会実装を進めます。
PDE反応制御に必要なオゾンの生成・水溶液への安定化技術を医療応用へ展開
本プロジェクトは、日本の原子力開発プログラムで40年以上培われた研究から生まれた革新的技術です。低速電子励起界面反応(PDE法)を中核技術として、廃糖蜜・未利用バイオマス・工業廃棄物を高純度糖蜜/エタノールへ転換製造します。
低速電子による選択的分解・転換反応技術。励起エネルギーにより直接反応を起こすため、反応制御による薬剤・酵素レス(=安い)。植物由来であればどんな物でもショ糖迄分解(=未利用バイオマスの活用)。
次世代原子炉合金技術による極限環境下で60年以上の長期安定稼働を実現。金属構造材のリアルデータ解析、他の商業分野での応用(水素貯蔵想定)によるポートフォリオ構成。
日本原子力開発における40年の歴史と原子力材料科学の世界的権威の技術保証
従来の未利用バイオマスに対する酸加水分解法・酵素糖化法では、糖液製造コストが1kg あたり 50〜90円と高く、商業化の障壁となっています。
世界で年間5,500万トン超のモラッセス(廃糖蜜)が副生。日本でも生産約16万トン・輸入13万トンが未利用のまま残存しています。
この"糖資源の未活用"は、再生可能炭素資源循環の機会損失かつ環境負荷の潜在リスクです。
糖蜜は容易にエタノール(エネルギー)に転換でき、PDE法は糖蜜のエタノールへの直接変換を達成しております。
世界のエタノール燃料市場は約100兆円規模に達しており、糖市場は22〜25兆円/年、糖蜜・副産糖液市場は2〜3兆円/年に達しています。本技術は世界120兆円超規模の総合市場を射程に入れる再生炭素プラットフォームです。
PDE法により糖化コストを33円/kgまで低減し、従来比45〜65%のコスト削減を実現します。酸・酵素(40~70円/kg)不要、低温低圧での反応、高純度糖蜜生成により、燃料・食品・医療用途への展開が可能です。
UHP合金による長期安定稼働
エタノール燃料と糖市場を包摂する巨大市場
従来の糖化プロセスと比較した削減効果